ドサ健ばくち地獄(阿佐田哲也) 感想(ネタバレなし)
このブログを読んでくれてます皆様、ありがとうございます
こんにちは、オンツです
前回のブログでギャンブルについて書きました
今回紹介する小説はそのギャンブルにのめり込んだ人たちの話になります
ドサ健ばくち地獄(上)(下)
著 阿佐田 哲也
著書である阿佐田哲也の一番有名な小説で「麻雀放浪記」というのがあります
これは知っている人も多いかと思います、映画化もされてますしね
ここまでくればご存じのかたも多いと思います
この「麻雀放浪記」に出てくるドサ健というキャラがいるんですが
これはこのドサ健を主人公にしたいわばスピンオフ作品になります
ドサ健(役柄ピッタリ!鹿賀さんサイコーかよw)
まず一番に惹かれた理由はこのタイトルですよ(笑)
たった8文字でこんなにインパクトのあるタイトルあまりみたことありません
ギャンブル好きな人からしたら興味しかわきません
で、内容もタイトル通りで上下巻合わせて9割ばくちしかしてません
いえ、9割5分ばくちしかしてません!
まさにばくち地獄!!
正直中身なんてほとんどないので気軽に娯楽小説として読めます
でも内容は濃いですよー辛さ重視の麻婆豆腐みたいな感じ
博打でしか生きられない一癖も二癖もある者たちが集まって自分のすべてを賭けて勝負をしていく
みんな表面上では愛想よく付き合ってはいるが全員心の中ではどうやって相手からしぼりとってやろうかしか考えてない
そして力及ばないものから順番にコロされてゆく…
生き残ったものも大金を手にした時点でやめればいいのにやめようとはしない
いずれ自分も誰かにコロされるかもしれないと思いながらも
やり続けるしか生きる道がない人たちの行き着く先は…
どうしようもない破滅的なストーリーですが、そのなかである意味自分の運命を受け入れて生きていく様に美しさも感じました
男はやっぱりこういうアウトローな世界に憧れてしまうんだなぁ
自分は絶対にマネはできませんが
ではまた